はやぶさ2=オシリスレックス連携科学会議
2017年03月23日
整理番号S-3
OSIRIS-REX-Hayabusa2 Joint Science Meeting
開催地:アメリカ、ツーソン、アリゾナ大学
![](https://cb64debf15.cbaul-cdnwnd.com/42c4edf5aa507a344cce6dfda5fb8fb2/200000033-22540232e9/P_20170328_135807_vHDR_Auto.jpg?ph=cb64debf15)
![](https://cb64debf15.cbaul-cdnwnd.com/42c4edf5aa507a344cce6dfda5fb8fb2/200000034-2ee692fe06/P_20170327_105628_vHDR_Auto.jpg?ph=cb64debf15)
日本のはやぶさ2探査機とアメリカのOSIRIS-REx探査機が惑星星間航行軌道上で得た初の校正観測データと基本観測計画を相互に紹介して、今後にどのような形で機器の相互校正活動を行うべきか、膝詰めで競技できたことが最大の成果でした。アメリカ側からは約100名の研究者が参加し、日本からも17名の参加者が参加して、多岐に渡る検討を行いました。特にはやぶさ2が既に行った地球・月スイングバイ観測のデータをOSIRIS-RExチームに提示することによって、H29年9月に予定されている OSIRIS-REx探査機の地球・月スイングバイ観測に反映できたことが重要でした。加えて、データ公開の方法についても詳細な議論ができたため、今後のデータ解析やファイル形式決定などを大量のデータが発生する前に両探査チームで摺り合わせできたことも今後の円滑な共同研究実現のための重要な布石となりました。
最後に、自らの機器開発および初期運用に忙しくて日本に来る機会が全くなかった米国側の機器開発チームの主要メンバーに日本の若手研究者を紹介して、彼らと具体的な共同研究の議論ができる機会を提供できたことは非常に重要な成果です。