はやぶさ2拡大サイエンス会議
2018年03月20日
整理番号:S-4
Hayabusa2 Joint Science Meeting
開催地:アメリカ、ザウッドランズ、マリオット会議センター
![](https://cb64debf15.cbaul-cdnwnd.com/42c4edf5aa507a344cce6dfda5fb8fb2/200000025-9b1459c0d2/Houston2018_4.jpg?ph=cb64debf15)
本セミナーでは、分光観測、地形形態観測、今後の国際学会での成果発信方法について議論しました。まず、分光観測については、どの探査でも問題となる機器校正についてクルージング期間中の校正観測の解析結果について議論を行いました。海外研究者を含んだ議論を経て、その精度と信頼性について一定の評価を与えて良いとの合意を得ることができたことが大きな成果です。地形学・形態学対象や解析手法が極めて多様であるため、系統的な議論が遅れてきました。今セミナーでは、はやぶさ2探査機のデータを用いた地形学、形態学の国際的議論のあり方を議論し、その基本的な枠組みを確立したことが成果でした。具体的には、科学観測運用に責任を持つ日本人中核メンバー、科学解析、海外メンバーの分担と準備作業を明確化できました。 さらに、H30年度のはやぶさ2探査の小惑星着地(タッチダウン)運用という最繁忙期に、米国天文学会および米国地球物理学会という大規模な国際会議が開かれます。本セミナーの議論の結果、はやぶさ2計画に参画する地元米国人研究者および欧州の研究者からロジスティックス面での強力な支援の申し出があり、両国際会議ではやぶさ2特別セッションを提案することができました。